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e-cancer:乳がん Covidの副次的影響により後期がんが増加

06 Nov 2020

COVID-19パンデミックによって引き起こされたがん診断サービスの遅れの影響は、現在、後期の治療を求める患者の増加とともに現れている。

英国の乳がん診断サービスは、英国で年間20,000を超えるがんを検出し、数千人の命を救うことができる。

がんの有力な専門家によると、がんのバックログは、何千人もの人びとががんに気付かずにがんとともに生きている可能性があり、がんの上のstageへの移行リスクを高めることを意味する。

8月にがんの照会は前年比で15%減少したが、診断サービスの崩壊もあって、乳がんの照会は28%減少した。

Covid-19によるがん診断への影響は、最大9,000人の女性が気づかないうちに乳がんにかかっていることを意味する可能性がある。

Rutherford Healthのチーフメディカルオフィサーであり、WHOの元がんプログラムディレクターであるKarol Sikora教授は次のように述べている:「これは非常に深刻な危機であり、国のほとんどの地域でCovid-19による規制が復活したため、 乳がんのケアは悲惨になる可能性がある」

「私たちは、今年の初めから、後期がんの形で、Covid-19による制限の結果を目の当たりにしている。

Rutherford Cancer Centre networkでは、乳がん患者からの問い合わせが急増しており、そのかなりの数が後期がんのようである」

「英国でのCovid-19感染の第2波と別の封鎖に取り組むとき、NHSは、Covid-19の患者に対する能力を高めるため、または交差感染のリスクを減らすために、がんサービスをもう一度抑制する必要があるという苦しい見通しに直面する可能性がある。 いかなる状況でもこのようなことが起こらないようにすることが重要である」

「がん治療サービスは、Covid以前のように機能するだけでなく、すでに蓄積されているバックログを減らすことができるように拡充する必要がある。

現在のバックログのために何千人もの患者が危険にさらされている可能性があり、これを繰り返すことはがん患者にとって悲惨なことになるだろう。

乳がん患者は、すでにこれによって不釣り合いな影響を受けているようにみえる。

英国で2番目に多いがんとして、乳がんがこのパンデミックによる忘れられた犠牲者になることを許すことはできない」

https://ecancer.org/en/news/19013-late-stage-cancers-increase-as-covid-fall-out-bites

(2020年11月3日公開)

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