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e-cancer:大腸がん 結腸直腸がんをより正確に特定する

12 Oct 2021

University of Tartuの微生物叢の研究者らは、結腸直腸がんをより効率的に研究するために、便潜血検査のための結腸直腸がんのスクリーニングに使用されるサンプルチューブから微生物叢の組成を特徴づけることができた。

疫学データによると、結腸直腸がんの発生率は、人口の高齢化と西洋型の食事やライフスタイルの人気の高まりにより、2030年までに60%増加すると予想されている。 多くの国では、免疫学的便潜血検査(FIT)とそれに続く結腸内視鏡検査によって糞便の血液を分析することにより、早期のがん検出を高めるための人口ベースのスクリーニングプログラムへの参加を個人に呼びかけ始めている。

「しかし、現在のスクリーニングプログラムは、参加率の低さ、前がんまたは早期がんに対する感度の低さ、とりわけ偽陽性および偽陰性の結果など、複数の課題に直面している。その結果、前がん性結腸直腸病変とがんの検出を改善する、新しい非常に特異的で安価で感度の高い非侵襲的スクリーニング検査が、疾患の発生率と死亡率を減らすために緊急に必要とされている」と、論文の筆頭著者であるKertu Liis Krigul氏は述べた。

蓄積されたエビデンスは、微生物叢が結腸直腸がんの発症に実質的に寄与することを示している。 したがって、便潜血検査を腸内微生物叢分析で補完することで、結腸直腸がんの検出を改善できる可能性がある。

この研究では、研究者らはボランティアでの全国結腸直腸がんスクリーニングプログラムで使用されるFITチューブを検査し、これらが微生物叢分析にも適していることを発見した。 ただし、この収集方法を使用してがん固有の細菌の特徴を検出する実際の能力は、CRCのある患者とない患者で研究されるだろう。

「追加の微生物叢ベースのバイオマーカーによる結腸直腸がんの検出は、結腸直腸がんの診断をより高感度で費用効果の高いものにする可能性がある」と、Krigul氏は述べている。

結腸直腸がんスクリーニングプログラムからの糞便サンプルは、バイオマーカー発見のための優れたリソースである可能性があり、がんの早期発見または発症前(前がん状態)につながる可能性がある。

著者らは、FITチューブからの便サンプルは、バイオマーカーの発見や、膵臓がん、炎症性腸疾患、胆管炎など、以前は腸内微生物叢に関連した他の消化器疾患における腸内微生物叢の役割を研究するためのリソースとしても使用できると考えている。 また、サンプルが郵便で送られることが多く、新鮮な凍結サンプルを使用することができない人口調査でも同様である。

「したがって、複数のヨーロッパのスクリーニングプログラムで使用されるFITチューブから正確な微生物叢プロファイルを取得することは、微生物叢の収集を容易にする新しい研究の可能性と将来のバイオマーカーの発見にとって重要なステップだった」と、Krigul氏は述べている。

https://ecancer.org/en/news/21036-more-accurately-identifying-colorectal-cancer

(2021年10月1日公開)

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