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26 Jun 2016
JAMA Internal Medicine誌のオンライン版によれば、2型糖尿病の成人に関する新しい研究で、高齢と合併症のために治療関連の有害事象のリスクがあった18.7%を含む、25%以上が強化グルコース低下療法を受けたことを示唆している。
臨床ガイドラインは、妊婦以外の2型糖尿病のほとんどの成人では、ヘモグロビン A1c7%以下を推奨している。寿命が限られ、複合的な健康の問題を抱える高齢患者では、厳格な血糖管理の恩恵は少ない可能性があり、実際は害がある可能性もある。
米国のMayo Clinic のRozalina G. McCoy氏と共著者らは、インスリンを使用していなかった2型糖尿病の成人における、強化グルコース低下療法と重度の低血糖症の関係と頻度を調査するために、31,542名の成人の研究における薬の投与のクレームのデータを使用した。
全体で、8,048名(25.5%)の患者が強化療法を受けた。そのうち、7,317名 (26.5%)が臨床的に複雑な問題が少なく、731 名 (18.7%)は臨床的に複雑な問題が多かった。
年齢 (75歳以上),他の医学的状況,または両方のために臨床的に複雑な問題のある患者の強化療法は、結果によれば、1.7%から3%の重度の低血糖症が起きた頻度が増えた。
「それゆえ、強化グルコース低下療法で起こり得るリスクとメリットを熟慮し、かつ臨床的な複雑な問題の個別評価が患者主体の糖尿病管理の重要な部分である。
Article: Intensive Treatment and Severe Hypoglycemia Among Adults With Type 2 Diabetes,JAMA Internal Medicine, doi:10.1001/jamainternmed.2016.2275, published online 6 June 2016.
http://www.medicalnewstoday.com/releases/310755.php
(2016年6月6日公開)