トップ > ニュース

ニュース

ecancer:肺:肺の疑わしい斑点は横紋筋肉腫の転移のようには作用しない

20 Feb 2019

横紋筋肉腫は、小児および青年の筋肉組織にある悪性の軟部組織腫瘍である。

 

オランダでは、年間約20人の小児が横紋筋肉腫と診断されている。

 

研究を主導したPrincess Máxima Center for Pediatric OncologyのHans Merks教授は、「これらの子どもの転移は肺によく見られる」と説明した。 「肺のCTスキャンでこれらの転移を検出することができる。認識しやすい転移に加えて、これらのCTスキャンは定期的に肺の小さな斑点を示している。これらが転移であるかどうかは今までわからなかった」

 

これらの小さな斑点が何を意味するのかを調べるために、研究チームは、横紋筋肉腫の300名以上の小児を対象としたヨーロッパの大規模研究ですべてのCTスキャンを再分析した。

 

この研究の結果はJournal of American Oncology誌に掲載された。

 

5人に1人の小児が肺にこれらの小さな斑点があった。

 

小さな斑点がある小児たちの将来的な見通しは、肺のCTに異常のない小児たちと同じくらい良いことがわかった。

 

「これは良い知らせだ」とMerks氏は述べた。 「それは、これらの小児たちが心臓に有害な可能性のある余計な強い薬による治療を受ける必要がないことを意味する;また、小児たちにより大きな肺転移がある場合のように、肺を長期間治療したり、放射線治療をする必要がない」

 

横紋筋肉腫の小児では生存の可能性が高いため、これは重要な発見である。

 

より積極的な治療により、しばしば人生の後半に問題が出てくることがある。

 

本研究は、小さな斑点がCTスキャン上にみえた場合、より積極的な治療は必要ではないことを示している。

 

これは元患者にとって無制限に生活の質が良くなる機会を増やす。

 

https://ecancer.org/news/15472-suspicious-spots-on-the-lungs-do-not-behave-like-metastases-of-rhabdomyosarcoma.php

 

(2019年2月15日公開)

 

CROI2024 速報
HIV感染症治療教育プログラム
EACS2023 速報
IAS2023 速報
Practice Updates~HIV感染症治療戦略~
HIVクイズ
ecancer
国際学会カレンダー